※漫画アニメゲームなど、Fate関連のものを見たことがない初見さんはこちらの記事を見るのをおすすめできません、ある程度のネタバレが文章中に内在しておりますので、自己責任で記事をお読みください。
Fate Stay Nightの衛宮士郎は「正義の味方」になることを本気で目指している少年で、その夢は青年になっても持ち続けています。
今の現代の世の中には、衛宮士郎みたいな人物はすごく少なくなっていて、一風変わったこころざしを持っているように思えますが、それは幼少期に起こった事件が関係して、今の人間になったのだと考えています。
そんな衛宮士郎を徹底的に考察したいと思います。
ある日突然、聖杯戦争に巻き込まれる
穂群原学園2年C組の生徒の衛宮士郎は、穏やかな日々を送っていましたが、校庭で偶然見かけたサーヴァント同士の戦いから、ランサーに発見されゲイボルグで刺されます。
ここで救ったのがアーチャーのサーヴァントを従える、同じ穂群原学園の生徒の遠坂凛で、後に彼女にたくさんお世話になります。
ここで衛宮士郎は、ランサーに発見され咄嗟に逃げていましたが、追いつかれてしまうことを彼は分かっていました。
この戦いからサーヴァントと関わることになり、結果的に自分の自宅の土蔵で偶然にもセイバーを召喚するすることになり、聖杯戦争の参加を決めたのであった。
彼は幼い時から魔術の知識をつけ、ある程度の素養は身に着けていたので、いずれ戦いに巻き込まれてしまうことは必然であったことでしょう。
本人は自分の「正義の味方」になるという意思を叶えるために力をつけていたが、運悪く巻き込まれる形になってしまった、今回の巻き込まれるものでさえ、自分が撒いた種であり、他人に頼まれたお願いを断っていれば、事件に巻き込まれることもなかったといえる。
人柄は温厚で、人の頼み事は絶対に断らない性格
「正義の味方」を目指しているという軸があるので、人のお願いを無下に断れない実直な性格をしていて、学園内の頼みごとは大体こなしてしまい、「穂群原のブラウニー」というあだ名までついてしまう始末。
この何でも引き受けて誰かのために尽くしてしまう性格は、災害の影響が大きく、結果的に自己犠牲だとしても、そのことを考えずに行動してしまう。
人助けのために自分を顧みない性格は後に多大な影響を及ぼし、自身を追い込んでしまう場面も見受けられます。
冬木の大災害で患った「後天的な異常者」であり感情が一部欠落しているところもあったりするが、本人はそれに気付いていない節があり、遠坂凛やセイバーにも指摘を受けている。
得意なことは細かい作業全般、料理、掃除、鍛錬
主婦がやるようなことが得意であり、自分の大きな家の掃除も大体一人でしてしまうほどの掃除全般、家事全般をこなすスペックがあります。
この漫画の登場人物は女性が多く登場しますが、女性の活躍が霞むほどに多くのスキルが卓越しています。
毎日のように学校から帰ってきて、料理を作り、夜中には土蔵にこもってガラクタいじりが趣味と何とも学生らしからぬ生活を繰り返し、その上、魔術と剣道を嗜んだりとやることが多すぎる点も気になりますが、全てをこなす器用さを持ってる。
そして自己の能力を高めることを続けており、魔術の鍛錬、筋トレなども積極的に行っておりそれが毎日の日課。
1年生の時には弓道部に入っており、今は退部しているが当時から弓の才能も飛びぬけて出来ていたところがある、もう何でもある一定のことをこなせる実力がある主人公である。
ネタバレ含む、衛宮士郎の存在
彼の体内にはセイバーとの縁が強い「全て遠き理想郷(アヴァロン)」という鞘が、衛宮切嗣によって体内に埋め込まれています。
その影響でセイバーとの縁が成立し、現界に至った裏の経緯があり、セイバーが傍にいることで士郎の肉体が超回復を備え、瀕死の重傷からも即座に回復してしまう隠れた要素がある。
重大なネタバレとして、衛宮は英霊エミヤになるのですが、アーチャーの左腕を移植した時も実は本人の腕を移植したことになる、英霊エミヤの戦闘経験や技術をそのまま引き継ぎ、サーヴァントとも渡り合えるレベルでパワーアップした。
衛宮から英霊に昇華したとしても、人間の時の生き方がそのままサーヴァントでも継続されており、色々な世界で召喚される形となって「正義の味方」をすることになっている点が、何とも皮肉です。
いつか救われることを夢見て、今日も別の世界を救っている…。
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