鋼の錬金術師は日本の漫画で、月刊少年ガンガンにてスクウェア・エニックスで2001年から2010年まで連載された作品です。
2017年11月の時点で世界累計売上部数は7000万部を超え、スクウェア・エニックス発行のコミックスとしては最高記録となる。
錬金術が存在する架空の世界を舞台としたファンタジー漫画であるが、物語の世界観は19世紀の産業革命期のヨーロッパをベースに作られています。
ダーク・ファンタジーがテーマとなる漫画作品であるにも関わらず、世界観などの雰囲気が暗くなりすぎないイベントシーンなどに評価が高く、コミックスは7000万部以上を売り上げるなど、月刊少年ガンガンの売り上げや発行部数にも貢献し、連載中作品の中では最長連載された作品となっている。
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鋼の錬金術師のストーリー
アメストリス国の片田舎リゼンブールに生まれ育ち、高名な錬金術師ヴァン・ホーエンハイムを父親に持つ兄のエドワード（エド）と弟のアルフォンス（アル）のエルリック兄弟は錬金術師としての才能を開花させていく。
しかし、父の失踪後に兄弟を育ててきた最愛の母親トリシャは病に倒れて帰らぬ人となった。
兄弟は旅行でリゼンブールを訪れていたイズミ・カーティスが錬金術で水害から人々を救う姿に惹かれ、彼女に弟子入りを懇願する。厳しい試験と合格後の過酷な訓練で実力を磨き上げる。だが、それには重大な目的が隠されていた。
主人公、エドワード・エルリックについて
本作品の主人公、通称「エド」は史上最年少で国家錬金術師の資格を得た錬金術師で、国家錬金術師の証として大総統から賜った二つ名は「鋼（はがね）」。
物語開始時は15歳で、単行本23巻時点では16歳、本来は右利きであるが、機械鎧にした関係で細かい動作は左手を使う。
錬金術の初歩を独学で修得し、才能の片鱗を見せるが、修行を終えて帰郷した後、11歳で人体錬成に失敗し、その代償でエドは左足を、アルは肉体のすべてを失う。さらにエドはアルの魂を錬成したため、対価として右腕をも失ってしまう。
こういった不幸な状況から12歳にして国家錬金術師の資格を取得した後、「覚悟を決めるため」として自らの家を焼き払い、失った手足と弟の身体を取り戻す方法（賢者の石）を探すため、アルと共に旅に出る。
主人公だけあって非常に高い人気であり、生い立ちや育った環境からの境遇などのキャラクター設定も凝った設定になっている。
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