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【オーバーロード】不死者の王アインズ・ウール・ゴウン紹介します

人気の漫画「オーバーロード」をご存知でしょうか?

オーバーロードはVRMMORPG「ユグドラシル」がサービス終了の時を迎え、オンラインゲームが終わりを告げ用としていた時に起こった。

この時、ゲーム内で一段と輝いていたギルド「アインズ・ウール・ゴウン」のメンバーであるプレイヤー、モモンガがカウントダウンの始まりをギルドの本拠地「ナザリック大墳墓」で待っていた。

しかし、サービス終了の時刻になっても強制ログアウトは起こらず「ユグドラシル」サービス終了になっても、ゲーム内に取り残され、ギルドの本拠地「ナザリック大墳墓」で一人取り残される形になってしまった。

普段ならば、命令しないと行動しないNPCプレイヤーたちが自らの意思を持って動き、生きて言葉を発するようになる怪奇現象が起こるのが、この漫画の始まりである。

そこで自らがゲーム内のキャラクターになってしまうことに気付いた後のお話の漫画です。

アインズ・ウール・ゴウンとなって支配する

サービス終了の最後の瞬間を待っていたプレイヤー、モモンガがギルドの本拠地「ナザリック大墳墓」で一人寂しく待っていたが、何も起こらず、異世界に転移していた。

そこで、モモンガというプレイヤー名ではなく、かつてのギルド名「アインズ・ウール・ゴウン」に自分の名前を改名し、地下ナザリック大墳墓の勢力を率いて行動を起こします。

最初は何を言っているか分からないかもしれませんが、この漫画は伏線が多数存在しており、少しずつストーリーが紐解かれていく仕組みになっています。

  • なぜ、サービス終了なのに強制ログアウトにならなかったのか?
  • 自分ひとりだけが異なる世界に転移を果たしたのか?
  • ゲームの世界に閉じ込められたのはどうしてか?
  • NPCプレイヤーが自ら意思を持ち行動を始めたのはどうしてか?

疑問点を少しあげるだけでも、これだけのことは出てきており、アインズが不用意に口にしてしまった「世界征服」を目指しながら、世界の謎を探っていくという目的のため動き出すのです。

彼は、自分たちの力が転移されてしまった世界の水準と比べて、あまりにも自身の強大な力であると認識しつつ、まだ見ぬ強者や未知の技術の可能性を見出し、世界の裏に見え隠れする別のプレイヤーの存在が気になっています。

そういったプレイヤーの痕跡を、ナザリック大墳墓の仲間と共に慎重に探り始めることにしたのです。

主に支配が目的ですが、実際は世界を探るための口実に過ぎません。

アインズ・ウール・ゴウンになり自我が少しずつ失われている

普段は温厚な性格で、人間世界にいた時の彼自身の境遇は、家族や友人、恋人もいない天涯孤独の身の上なためか、現実世界への帰還などは少しも考えておらず、未練もない。

アインズ・ウール・ゴウンとなり、不死者の王になった反動かアンデッド化によって表情もなく、人間の時のような感情の起伏はモンスターの能力のためか抑制されていたりする。

本人は人間だったのか、人間に対して敵意や殺意をむき出しにする、ナザリック大墳墓の仲間たちを諌めることに苦労していたり、利用価値がある人間には死地にあっても命を助けたりすることもある。

しかし、ナザリック大墳墓の不利益になるようならば、苛烈な殺戮も辞さず、部下たちと共に敵への報復を徹底して行う激しい怒りをあらわにすることもある。

部下たちのことはなき友の残した忘れ形見、子供を案じている親のそれであり、彼らのことを家族同然と大切に思っている一面も見られる。

こういったアンデッドの二面性は人間であった頃の精神のほとんどの消失により、身内以外の者への感情が断たれたため起こっている。

人間の時の記憶を大切にしている

ユグドラシル時代のギルド仲間と共に作った、アインズ・ウール・ゴウンというギルド名や携帯している杖:スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンなるギルド武器を制作するにあたって、ギルドメンバー全員と協力して作り上げた杖など、思い出をとても大切にしている節がある。

外見は骸骨だが、義理堅く、どんなものに対しても最低限の礼節を崩さない。

そういった姿勢がナザリック大墳墓の仲間たちの尊敬を受ける原因でもある。

情報を知るためにモモンとして人間の冒険者も演じる

この漫画の面白いところで、自分がアンデットなのにも関わらず、人間の冒険者を演じ、世界の仕組みを知ろうと画策する部分が私はとても好きです。

一方では人間と戦い、一方ではモンスターと戦い、とんでもない潜在能力を有しているからこそ出来る芸当です。

実際のところは、アインズが表舞台に立った時に英雄と仰がれるための一種の情報工作だったり、下地作りだったりするのが本当の目的だったりする。

アンデッドの二面性、アンデッドと人間の二面性、いずれにしても面白い構成とした漫画なので、一見の価値はあるでしょう。

 

少しずつ世界の謎をアンデッドや人間の両方向で解明していくストーリーは、とても奥が深く斬新なので、興味があれば一度読んでみてください。

今回はここまでです。

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