世の中には「ある一定の基準」に到達しないと納得しない人たちが大勢います。
自分の行動する目標や目的がある程度高いのは、とても素晴らしく、そこに向かって挑戦を積み重ねていく姿勢は、この先ずっと大切なことです。
ですが、その挑戦の質にこだわりすぎて、自分の許せるハードルというのを自分でも気付かない内に高く設定しすぎてしまうことがあります。
今回はそんな完璧な自分を求めてしまう、いわゆる「完璧主義は損をする、得しないことが多い」このことについて深堀りしていきます。
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完璧主義はあらゆる行動を阻害する
今の状況を完璧にするまで納得がいかないというのは、完全に無駄なので一旦そういった考え方をやめましょう。
何度も言いますが「完璧主義は損をする、得しないことが多い」のです。
自分の理想の環境はいつまで経ってもやってこない
これがどういうことかというと、例えば「今日からダイエットを始めよう」と考えたとします。
そこで「まずは糖質の制限をしよう」と自分の行動を決めてしまうと結局、続かずにいずれやめてしまうことになります。
無理な目標設定をする時点で「完璧な自分の姿」を追い求めてしまい、ダイエットとして一番重要なものは「少しの成果でもいいので毎日続けること」を見落としてしまいがち。
10分少し早く起きてストレッチをしてから朝食をしよう、とかそういった軽い行動で問題ないのです。
長期的な目で見れば、すぐにやめてしまう「三日坊主」でも優秀
1週間の内3日続けて1日休んで、また3日続ける・・これも三日坊主となるのですが、1週間の内6日間は自分が決めた行動に制限をかけています。
実際にこれはとてもすごいことで、7日の内の6日間はしっかり行動できているので、そこを褒めてあげるべきですし、これはとてもすごいことなんです。
7日続けなきゃいけないという完璧主義はいずれ、続けられなくなりますから、完璧主義はいずれ破綻する未来が見えていますよね。
「1年後でも続けられている自分」これを目標にする
毎日することが一番の理想で完璧な考え方ですが、人間はとことん怠けてしまう生き物なので完璧に行動することが不可能です。
強い意志を持つことはとても大切で重要なことなのですが、気負いすぎてもいつかは続けられなくなるのが目に見えているわけで、あなたもそのことには、うすうす感じているはずですから、冷静になって考えてみるのが吉。
ダイエットの話に戻しますが、3日続けて2日休むでも、十分1年後には効果がはっきりと出てきます、結局のところ続けていけるかどうかを考えるといいです。
完璧主義を切り捨てて、行動の回数を増やす方法
まず大事なのは、「自分の行動に自信を持つという実績」が必要になってきます。
行動に自信を持てるようになれば、完璧な計画を立てることなく、どんどん自分の行動がアクティブになっていき、行動する回数が必ず増えていきます。
しかし、ここで一つ注意点ですが
行動する回数が増える→行動に自信が持てるようになる→成功する→過信するようになる
この負の連鎖に陥らないようにしてください、なぜこう思うかと言うと、人は自信家になりやすい性質を持っているからです。
成功する回数が増えれば、自信に繋がり、行動は正しいとどんどん美化されていきます。
こういった思考は失敗をすることによって、冷静さを取り戻しますが、運良く失敗せずに成功を積み重ねる場合もあるので、意識的に自分の行動を見直す癖をつけましょう。
自信を持つことは悪いことではない、小さいことを積み重ねる
控えめに言っても、成功体験を繰り返し反復することは悪いことではないため、どんどん成功体験をしていきましょう。
いずれくる失敗のために「何度もこう成功続きではないよな」と軽く考えておく思考を作っておくことが大切です。
結論:完璧主義は捨て、ラフな考え方を身に付ける
完璧な気持ちが、どれだけ自分の心に負担をかけているのかをお話してきましたが、完璧主義を全否定するわけではありません。
失敗を積み重ねて、時には成功もする。
完璧なものは臨機応変に対応できないのが特徴なので、応用力を身につけるためには完璧を捨て去るべき。
頭をもっと柔らかく柔軟にし、完璧主義とはオサラバしましょう。