2016年11月23日に日本国内で、PS4、PS3、PSVita版が発売されました。
この作品が基となったのは、直近の最新作である戦国無双4であり、戦国無双シリーズのメインキャラクターとも言える、「真田幸村」に焦点を合わせたものとなっており、今まで発売されてきた無双シリーズにはない、深みがある作品である。
幸村の生涯を描いた作品であるため、中心は真田一族の物語です。
今回は戦国無双・真田丸の魅力についてお話します。
真田丸というタイトルはNHKの大河ドラマと連動
2016年のNHKの大河ドラマと連動しており、衣装提供の他にドラマでも使用されている「信長の野望・創造」の「フル3D全国一枚マップ」がストーリー上の戦況説明などで登場しているため、クオリティが高いです。
当初は真田幸村のストーリーのみを描く構想でしたが、納得のいく形にならず悩んでいたが、幸村の生涯に深みと奥行きを持たせる為に父の昌幸の時代から、作るという構想に落ち着いた作品です。
ストーリー展開、本作品の仕様
今までの無双シリーズにはなかった展開や仕様があるので、少し説明します。
ストーリー
直前作品である戦国無双4の「真田の章」からは、より史実に寄り添う形になったのが戦国無双・真田丸の大きな特徴です。
- 史実通り、真田昌幸の初陣は「第四次川中島の戦い」
- 戦国無双4では、武田信玄に真田幸村と真田信之が仕えていたように登場している作品ですが、史実通りであればこの頃は幼少期であり、直接仕えていたという記録はありません。
- 実際に武田信玄に仕えていたのは、真田昌幸であり、昌幸の父:真田幸隆と2人の兄、真田信綱と真田昌輝を登場させることで、史実に沿うよう展開されていく
- 戦国無双4の「三方ヶ原の戦い」では幸村と信之が徳川家康を攻めているが、史実では両兄弟は幼年であり、参戦したという記録はなく、本作品は真田昌幸が徳川家康を追い詰めて、史実通りに・・
- 織田信長による甲州征伐に際して、真田昌幸が武田勝頼を居城の「岩櫃城」への逃亡を促したという史実があり、真田昌幸の武田信玄と武田勝頼への忠義は強かったといわれているため、そこは史実通りに再現されている
- 戦国無双4の「大阪夏の陣」の家康を追い詰めるシーンで、真田幸村と真田信之が一騎打ちしているのが描かれているが、実際は真田信之は参戦していないため、実際には真田幸村と徳川秀忠との一騎打ちへと変更されている
真田丸の仕様
城下町
無双シリーズではなかった拠点というものが、真田丸には城下町という設定がされています。
いわゆる、この城下町が拠点となっており、ストーリーの進行によって町は発展していき、それに伴って施設も追加されていく。
その他に武将や町人との交流やキャラクターの育成、釣りや畑のくわなどのミニゲームなどが行えるよう、陣地システムは戦国無双では初めて導入された。
長期合戦
本作品は1つの合戦が複数用意されており、大きな戦と小さな戦が構成されたステージが次々と出てくる。
戦場はリアルタイムで時間進行の概念があり、1人で行うステージや2人を切り替えていくステージなど様々で、朝や夜などの時間経過でストーリー展開も大きく変わります。
副戦場なども用意されており、真田家以外の武将が活躍する様々な合戦をプレイできる。
例として「上田城の戦い」と同時期に発生していた「関が原の戦い」などもプレイできる。
真田丸の魅力は伝わりましたでしょうか。
無双シリーズで史実通りに再現されているゲームもなかなかないので、一度プレイしてみてくださいね。
今回はここまでにします。