『STEINS;GATE』という漫画を知っていますか?
この漫画の舞台は2010年の現代の日本を舞台にしていて、他作品『CHAOS;HEAD』世界観を共有するという、一風変わった漫画ですが、登場人物とストーリーに直接の繋がりはありません。
STEINS;GATEは渋谷から秋葉原を舞台に展開される、漫画で作中には架空の物事と実名で登場するものとが混在している世界であり、現実により近い世界観を構築しているゲームです。
今回は漫画ではなく『STEINS;GATE』というゲームのお話をしていきます。
STEINS;GATEの大まかな内容や世界観
このゲームの特徴はなんといっても、リアルに起こりうるであろうことに注目して描かれている点にあり、都市伝説や陰謀論への言及、インターネットスラングなどの話題も数々登場します。
このゲームの核心部分には、かつてインターネット上に現れ、未来人を名乗った実在の人物「ジョン・タイター」を語った内容が作中に散りばめられている。
主人公の言動や携帯電話を使ったシステムもインターネット上に転がっていた情報で「食堂の男」、「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」と呼ばれる小話がモチーフになっていて、かなりリアルな世界の話に寄せて作られている。
物語の序盤はやや難解で、分かりづらい部分が多い作品なのがネックです、そして中盤以降は重い展開で平和だった日常が一変する一瞬の出来事をリアルに描写しており、様々な伏線が張り巡らされているのが注目の部分です。
終盤ともなると、序盤の難解な分かりづらかった部分の伏線の回収と結末に向けての展開が一気に収束していくという、物語の構成を取っている。
このゲームは一度エンディングを見てしまったけど、自らの記憶を消してもう一度プレイしたいという気持ちにさせてしまうゲームと評価されているそうです。
STEINS;GATEのゲームシステム
このSTEINS;GATEは、アドベンチャー形式のゲームで6つのマルチエンディングが用意されています。
仲間の命とゲーム内における、人類存亡の危機に主人公が立ち向かい、選択していく形式のゲームとなってて、選択一つで未来が崩壊するというシビアな展開が待っています。
本編ではヒロイン一人一人に焦点が当たり、各ヒロイン毎に分岐が設けられているため、漫画やアニメ作品では描かれていなかった部分も多数存在している。
分岐が発生し、キャラ毎の章に分かれているのですが、ヒロインと結ばれて物語が終了するのも特徴。
誰とも結ばれず、物語を進めていけば、設定されているフラグを立てることで最終章への道が開かれ、トゥルーエンディングへの道が開かれる仕組みになっています。
本作品の中には通常のアドベンチャーにあるべき選択肢というものはなく、代わりにフォーントリガーという携帯電話を使ったメールシステムが重要になっており、その場面そのタイミングなどでの送受信するメールや登場人物との会話や返信内容などにより、物語が大きく分岐し、たった1通のメール、1本の電話が大きくルートを変えるという脆さがあります。
STEINS;GATEという作品の評価
ファミ通アワード2009のお話を出しますが、最優秀受賞作品で唯一、ファミ通のクロスレビューで評価されていない作品。
ゲームの発売後に口コミやレビューの評価を通じて、その漫画やゲームのストーリーが評価され、人気が広まった数少ない貴重な作品です。
ファミ通の記念企画で『読者が選ぶオールジャンルゲームベスト』(これまで出た全てのゲーム作品の評価ランキング)において、『アドベンチャー部門』で数々の名作を抑えて堂々の1位を獲得した、口コミの人気度が証明された作品となっています。
4Gamer.netの読者レビューで掲載期間である発売日から1年間、ユーザースコア100点満点中99点の高得点を獲得し総合1位を維持した。2011年5月現在、本作と同等のユーザースコアを出したソフトは出ていない。
このゲームソフトの人気は日本で1番すごいと言われるアドベンチャーゲームソフトになったわけです。