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PSVita【STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム】レビューします

STEINS;GATE3作目は【STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム】で、こちらのソフトも少し変わっていますが、5pb./MAGESがリリースする満足度の高い作品の1つです。

今作のコンセプトはラボメン全員のショートシナリオ全10種構成されている、オムニバス形式のアドベンチャーゲームに仕上がっています。

世界線も様々なものが収録されており、ハッピーエンドやバッドエンドなど勢揃いしていますね。

今回の記事は、どんなゲームに仕上がっているのかをざっくりとお話させていただきます。

今作はSTEINS;GATEのDメールやタイムリープマシンを使用した後の世界改変後のシナリオなので、原作をプレイしてからプレイすることをおすすめしています。

走査線上のジキルを中心にシナリオ展開されていく

主人公の岡部倫太郎は、秋葉原の平和を守る正義のヒーロー「アルパカマン」として活躍をしながらシナリオが展開していくのが、今作のメインストーリーです。

Dメールとタイムリープマシンを持っている彼にとっては、解決することは容易いことなので、正義のヒーローとして秋葉原を守っています。

椎名まゆりが作ってくれた「アルパカマンスーツ」を身に纏い、秋葉原の事件を解決していく。

全10種類のショートシナリオをクリアしてEDへ

全10話の完全新ストーリーで描かれているので、STEINS;GATEが好きな人はすぐにでも見たくなるような結末も用意されています。

この作品の良いところは、各キャラクターの視点でSTEINS;GATEという世界観を堪能できる点。

各話完結型なので、「あの時、あの場所で、どんな思いでいたのか?」という疑問がこのソフトでは全て表現されており、登場人物の新たな側面や各キャラクターの深い心情をしっかりと覗けます。

岡部倫太郎視点から全キャラクター視点を堪能できる点だけでも、このゲームソフトの価値はありますね。

シナリオ自体は案外シリアスなものが多かったりする

STEINS;GATEの本編からの派生作品ということで、シナリオはシリアス形式です。

前作の【STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん】のラブラブイチャイチャストーリーとはうって変わって、Dメール・タイムリープマシンによる過去改変の影響や世界線もそのまま引き継がれて物語は進んでいきます。

見所としては牧瀬紅莉栖のシナリオでの展開はすごく心に響くものだと思います。

死ぬ運命にある「椎名まゆり」を救うため、何度もタイムリープしてきた岡部倫太郎であるが、牧瀬紅莉栖のシナリオで明らかになることも多数あるので、必見です。

世界線はいくつもあるシナリオ展開

少しネタバレをするとキャラクターによって、語られる世界線が違うという点も見逃せません。

  1. 0%世界線の展開があるシナリオストーリー
  2. 3%世界線の展開があるシナリオストーリー
  3. 4%世界線の展開があるシナリオストーリー

実際はキャラクターによって変わってきますが、3種類の世界線のお話が複雑に交錯してストーリーが進んでいきます。

もちろん0%の世界線が一番過酷でシリアス展開が用意されていて、3%4%は1%の平和な世界を越えた世界線なので、まったく違った世界を描写しています。

 

 

とり
とり
STEINS;GATEで語られなかった部分が明らかになる、この作品はファンディスクとはまた違った形ですので、新しい世界のSTEINS;GATEを堪能できると思います。