※ネタバレを多く含んでいるため、ゲームを未プレイの方はご注意ください。
FF6というスーパーファミコンの名作ゲームを覚えていますでしょうか?
FF6が発売されたのは、日本国内で1994年04月02日で、今年は2018年なので24年前のゲームになるのですが…2017年のゲーム雑誌Informer6月号で世界ランキング2位という快挙です。
日本国内にとどまらず、世界に評価されているゲームという証明ですよね。
ここで気になるのは、なぜFF6がランキング2位という快挙を成し得たのか?というところではないでしょうか。
そこで、なぜFF6の評価がここまで高くなったのか?
この記事で、まとめたいと思います。
ファイナルファンタジー6の人気の理由
ストーリーが秀逸で完成度が高い
このFF6のストーリーは、一言で言えば群像劇で、様々なストーリーから展開する物語が秀逸の仕上がりとなっているのが今作です。
群像劇とは、キャラクター1人1人にスポットが当てられ、同時進行で時間経過したり、個別でのストーリーが展開するなど、主人公を設定しない物語の形式のことを言います。
FF6はこの群像劇でしっかりと、キャラクターの個性を出し、物語を展開・行動させ、ストーリーを幅広く魅了させる世界観で形成されています。
14人のプレイ可能なキャラクターがいるのですが、役割をしっかりと持たせ、深みを出しているため、プレイし始めたらどっぷりと世界観を堪能できる仕様になってました。
世界でも稀に見る、壮大な冒険のRPGとなり、24年経った現在でもこのゲームの評価は高いのです。
ここで14人のキャラクターの職業?と出身をまとめてみました。
- ティナ・ブランフォード=魔導戦士、幻獣界出身
- ロック・コール=冒険家、出身地不明
- エドガー・ロニ・フィガロ=マシーナリー(機械工)、フィガロ王国出身
- マッシュ・レネ・フィガロ=モンク(修行僧)、フィガロ王国出身
- シャドウ=アサシン(暗殺者)、出身地不明
- カイエン・ガラモンド=侍(サムライ、武士)、ドマ国出身
- ガウ=野生児、レテ川河畔出身
- セリス・シェール=ルーンナイト(騎士)ベクタ出身
- セッツァー・ギャッビアーニ=ギャンブラー、出身地不明
- ストラゴス・マゴス=青魔道士、隠れ魔道士の村サマサ出身
- リルム・アローニィ=ピクトマンサー(術絵師)隠れ魔道士の村サマサ出身
- モグ=モーグリ、ナルシェ出身
- ゴゴ=ものまね士、謎に包まれている
- ウーマロ=雪男、ナルシェ北方出身
この14人が操作可能なキャラクターで、その他にも一時的に仲間になるサブキャラクターなどが多数存在しており、装備は変更することが出来ませんが、個々にしっかりとした設定があり、FFの世界観を作り上げる役割を果たしている重要なキャラクターでもあります。
そして、味方視点だけではなく、敵視点のキャラクターもしっかりと設定があり、徹底されているのです。
これだけでもストーリーの奥深さが伝わったかと思います。
世界観の設定が魅力的
文明の設定がとても良かったと感じていますが、特に魔法と機械を上手く融合させた世界観、中性ヨーロッパを彷彿とさせる街並みや都市設定など、そして古代都市文明の要素も含まれており、描写が素晴らしい。
このバランスよく融合されたゲームの舞台が世界に認められた結果、史上最高のRPGランキングで2位を取ることができたのではないかと。
戦争の描写、平和を求める意思、自由と支配の錯綜、人々の生き方、思想、行動など全ての要素がマッチしてこの作品が生まれたんだと思います。
多彩なBGM
視覚的に素晴らしい物語だけではなく、音楽もカッコイイのがFFシリーズの魅力。
世界に認められるゲームになったのも、音楽の割り合いが最も大きいところかもしれないです。
今作はオペラの音楽様式を採用し、ふんだんに使われ、ファンタジーな世界にぴったりの音楽となっているのがFFならではと言えるのではないでしょうか。
プレイヤーが選択するものによっては、悲しい結末に。
これまでの「ファイナルファンタジー」作品に見られなかった、選択肢によってはプレイキャラクターが死んでしまうケースがあるのも魅力的な点です。
当時はパソコンなどの攻略法を見てプレイするという、習慣がありませんでしたので、NPCプレイヤー(シド)が世界崩壊後に与える魚によっては衰弱死してしまったり、もちろん健康な魚を捕まえて食べさせ続ければ、しっかり生き残ることが出来ます。
世界崩壊前の空中大陸からの脱出時に、シャドウを時間00:05まで待たないで脱出すると死んでしまうということもあり、プレイヤー次第では好きなキャラクターをバッドエンドにすることが出来てしまうという選択が用意されているという点が、新しい要素だったなと記憶しています。
ここまで世界で愛されているゲームには、現実世界に引けをとらないリアリティさも人気の一つなのではないでしょうか?
ファイナルファンタジー6のまとめ
いかがでしょうか、世界に認められる納得の理由がちゃんとあったんです。
今でもこの作品が名作と呼ばれ、完全リメイクを希望されない人が多いのも、スーパーファミコンでしか伝えられなかった感動や原作の魅力があるからではないでしょうか。
今でも愛されるゲームとして、今一度プレイしてみてはいかがでしょうか。